賃貸とレインズ
レインズという言葉を聞いたことがある方は多いと思います。レインズマンションとかレインズ物件とかいう言葉ですね。本屋さんに行って、賃貸情報の雑誌をめくってみたことのある方は多いと思いますが、その多くの物件はレインズという不動産のコンピュータ・ネットワークに登録されていると思います。
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全国にはそのネットワークを管理し運営している機構が4つありまして、東日本レインズ、西日本レインズ、近畿レインズ、中部レインズがそれです。国土交通省の指定を受けています。それによって全国に不動産情報が共有化されていて、会員になっている不動産会社は、いつでも物件の状態を閲覧して、お客様の希望にあったものを探し出したりすることができます
。小さな町の不動産会社でも大手でも、差別無く適切な価格で同等に取引ができるというのがメリットです。このレインズというシステムのおかげで、苦労が最小限で不動産業で起業できたという話もあるくらい、とても良くできたシステムです。
ちなみに将来はその４つを集約しようとする計画があります。次期システムになるというわけですね。ただ、これは不動産会社間のやりとりで使われるシステムで、一般の方にはほとんどなじみの無いシステムです。不動産会社へ出かけて、窓口にて事務所内パソコンの画面をちらっと見たことがある程度でしょう。
でも、将来はその一般のユーザーにも公開されるようになるのではという期待もあります。先述した次期システムでは、オークションの物件やモバイル端末への対応が考慮されています。検索機能をもっと強化したり、各種に証明書をパソコンからやりとりできるようにしたりと、まさにバージョンアップが計画されているわけです。
レインズに登録することは、物件の売買契約の契約によって、かならずしも義務ではないので、レインズ登録されていない物件もあるのですが、マンションやアパートがレインズに登録されている物件であれば、とりあえずは信頼できるものであるというわけです。ちなみに情報ネットワークはレインズだけではありません。「アットホーム」という民間会社が運営しているのもあります。
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